第五回 安房なのはな隊 東北震災ご支援報告
なのはな隊 山口 泰
日時 ７月１７日（日）
場所 宮城県石巻市渡波黄金浜地区
いつもお世話様で誠にありがとうございます。
先日の１７日（日曜日）に宮城県石巻市へご支援に参りました“安房なのはな隊”のご報告です。毎月一回、五回目の今回は石巻市の渡波黄金浜地区です。ここは少なくない方が波にさらわれ、家の一階が流され、助かった方々は残された二階で生きるという、たくましい命がいらっしゃる地域です。特にリーダーのお方は素晴らしく元気なお命でした。ご家族を流され、三日間水没した場所から這い上がり、他に生き残られた命を共に勇気づけ、声を大きく張り上げ、皆を先導し、こころが通じる思いやりに満ちた社会を築こうと前進されるお方でした。
なのはな隊は現地に到着すると、このリーダー藤田さんより地震直後から現在に至るまでの生々しい話をお聞きしました。人々が助け合い、時にけんかし、どうやって生き残ったのか、詳しくお話しいただきました。その中には人間が動物として生き残ろうとする本能を、現代社会システムがストップさせてしまう様子もありました。例えば、寒い夜、赤ちゃんにミルクを飲ませる為に学校の校庭で火を焚く。大変シンプルな行為に感じられますが、人によれば「学校で火を焚くことは禁止されている」「わたしたちには規則を曲げる権限は無い」などの声が上がり上手く進まないこともあるらしいです。我々自身があらゆる変化にたいして、心からの思いやりを持って受け止め、ポジティブに生きて互いの命を活かしてゆくことが大切でありましょう。
私たちは黙祷し、御餅をつき、雑煮をつくり、安房から持ち込んだお花や果物、野菜やスウィーツを御配りし、太鼓を叩き歌を歌い、暑い中お努めしてまいりました。山梨や千葉の他の地域からのボランティア団体とも協力し、ほんの一瞬、ほんの少しでもこの地に御役に立っていれば幸いに存じます。
来月、なのはな隊支援は８月２７日に再度同じ場所へ参ります。
また来て欲しいとのお声を賜ったからです。当日は、群馬から小学生の訪問があったり、お盆過ぎの頃なのでロウソクを灯されたりするようです。私たちは御餅をつき、安房の恵をふるまい、音を鳴らして参ります。
第六回 安房なのはな隊 ご支援予定
８月２７日（土） ご訪問先 石巻市渡波黄金浜地区
朝６時頃 集合（南房総白浜）マイクロバスにて石巻へ出発
夕方に餅つきと音楽演奏 夜に石巻発、２８日明け方までに白浜着解散。
ご参加されたい方は、事前ミーティング８月１１日（夕方）に出席いただき、
参加費２０００円（保険含む）にて、ご参加いただけます。
また日頃より支援物資や活動費のご寄付を賜っております皆様、心からお礼申し上げます。
おかげ様でなのはな隊は活かされております。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
お問い合せ先 世話人 北田 みつえ 電話０９０−５３４３−８７７８
